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   草はらに立って     たすく

 

 

握りしめてた思い出と

やり残した仕事への感傷

今日ばかりは部屋の隅に置いてきた

 

   空と風と地平のはざまに

   ためらいなく身を委ねる

 

両肩から蒸気が上がり

縮んだ心のしわが伸び

全てがすっかりからっぽになった時

馴染んだ歌が唇からこぼれた