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     円周  海月みき

 

 

足元を見た  冬の靴が土まみれになって格好悪い

土を落とし、ブラシでこそげ洗っいピカピカにするのも

なんだか嫌だ

歩いているうちに自然の土に紛れるだろう

 

空を見てみた どんよりと曇ってうっとおしい

ぬるい風も髪の間に入ってくる

よく見ると雲の隙間に光チラホラ

そのうち晴れるんだろう そんな日もある

 

前方を遠く先まで見てみた 

おばあさんが杖で歩いているのかも思うまもなく転んだ

手を差し伸べるには遠すぎて

走るべきか迷う中 立ち上がったおばあさん

どちらもほっとする瞬間かな

 

後ろを振り向いた 誰も居ない歩いていない

殺風景な時間が流れる 鳩がついて来た 随分と長い距離を

一羽の鳩と散歩をするのも 何度も経験できないかも

いつまでついてくるんだろうと考えながら歩くのもいい

 

右と左は揺れる腕しか見えない

バランスを保とうと腕を振って歩く

これが僕の人生だな