新夏(しんか) 海月みき
毎年咲く花でいつもの夏を知る
瞳に写されているであろうのに
自身の環境の違いに今きた夏が
ゆがんでうろつく
去年数えた花びらは笑っていた
不思議・・・今はただただ見つめているだけ
数えるのが恐いような似た気分
散る事がないように祈るに似た気分
通り過ぎたい 知らぬふりして
それでも立ち止まり夏の花に手をかざす
花びらにポツリと落ちたしずく雨
水鏡には私の顔が写ったり
驚きの中笑ってみたら
夏の汗でとりもどしたかな
動きはじめた時間と・・・夏
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