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     粋なベール    海月みき

 

 

  何をしているんだろう

  日々の同じ繰り返しにベールをかけたくなる

 

  窓を開けてみた  空をみた

  太陽の眩しい日  雲の絵図もぼやける日  ただ雨のメロディを聞く日

 

  だからこそ季節が巡っていく  同じ香りは巡らない

  生きている証  確かなものはない日々

 

  そんな幸に気づくのに何年かかったろう

  繰り返される素の粋が 大切だと気づくのに何年かかったろう

 

  しらぬ間に成長した心身は自身の宝石

 

  ベールはとっくに剥がれて溶けた

  何もない毎日と心身は可能性の卵・・・

 

  見えない聞こえないカウントで動いている

  私は生きている