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   関西恋愛ごっこ(9)     

   タイトル:ほんまかいな!  海月みき

 

 

上司「田辺君から彼に伝えてくれ。あの件はまずいからな」

 

部下「は?僕が伝えるんですか?僕はただの一社員ですよ」

 

上司「ええよ。そんなん気にせんでも」

 

部下「いえいえ、僕は彼に命令できる立場と違うってことですよ」

 

上司「・・・・」

 

部下「部下を指導するのは上司の・・管理職の仕事じゃないんですか?

     なんで僕が彼に注意するんですか?」

 

上司「ま・・・ぁな。田辺君の言うてることはそのとおりやと思うんや。

     でもな私の性格やけどな、きついこと言われへんのや」

 

部下「そんなアホな!僕は伝書鳩と違いますよ。ちゃんと上司としての

     仕事して下さいよォ」

 

上司「いや・・・田辺君には言いやすいから。つい・・・」

 

部下「あきませんよ。そんなこと」

 

上司「いや、田辺君が言うたほうが角がたてへんやろ?」

 

部下「・・・はっきり言わしてもらいますけど、角はたたないかもしれま

     せんけど、上司の立場は崖っプチになりますよ」

 

上司「どういうことや?」

 

部下「僕なんかに注意させた上司についていけますか?そんな上司につい

     ていこうと思いますか?」

 

上司「とにかく・・・ゴチャゴチャ言うてる時間もないし、会議もあるか

     らな」

 

部下「あのね!自分が部下の頃を忘れたんですか!偉なったらそれで終わ

     りですか?ええとこ取りですか?」

 

上司「ふふん・・・田辺君はやっぱり見所あるなー。君は多分、真剣に人

     を愛せるんやろーなぁ」

 

部下「・・・何を言うてるんですか?恋愛の話しと違いますよ。まじめに

     聞いて下さいよ!」

 

上司「いや。悪かった!悪戯心でちょっと試してみたんや」

 

部下「はー??」

 

上司「・・・うちの娘とつきおうてるやろ?(とりあえず合格やな)」

 

部下「娘?・・(あ!同じ名字や!うっそー!あいつのおやじやったんか!)」