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    関西恋愛ごっこ(6)恋人との休日  海月みき

 

 

女「ふむふむ・・・目は8個もあるんやぁ。足は・・っと栄養

補給や呼吸の源で、食事のあとは身体が赤色に変色する

んかぁ・・・」

 

男「なぞなぞの本でも読んでんのんか?さっきからブツブ

ツと」

 

女「違うもんねー。感動ものを読んでんの」

 

男「は?ホラーのようにも聞こえるけどな」

 

女「ほらー!(ホラー)見て。クラゲの生態の本!昨日テレ

ビ見て、一目ぼれしてん!」

 

男「ほーん、きれいやな。」

 

女「それだけ?あーわからへんかなぁ。なんともいえん・・

この美しさ・・素直に心が揺れて涙が知らずに出るってこと

ってあるやろ?」

 

男「単純やな。おまえは。」

 

女「悲しいわ。この魅力がわからへん人が隣にいるなんて!

実際に遊泳してる姿見たら自分がまるでろう人形みたい

に固まるで!」

 

男「なんちゅう例えや」

 

女「あー・・あの映像ビデオが欲しい!な、な、とにかく

クラゲってすごいねんで。海のクリーナーやし、何十億年

も前から進化してて!魅惑的で・・・あーこの気持ち、これ

ぞ「恋」かもしれんわ!」

 

−−−−−次の日−−−−

 

女「どうしたん?この買い物?何?日曜大工でもすんの?」

 

男「後から説明するから!とにかく急いで準備や!洗面器

持ってこい!」

 

女「はいはい。いつも助手みたいや」

 

男「よっしゃ。登場や」

 

女「これ・・・何・・・?」

 

男「見たらわかるやろ?」

 

女「なんで???家に??・ク・ラ・ゲ・・」

 

男「今はクラゲも飼育できるんやで。本読んでてもそんなこ

と知らんのか」

 

女「・・・」

 

男「なんや?気にいらんのか?」

 

女「・・ううん・・なんか・・クラゲよりあんたに感動した・・かな」

 

男「あ〜ほ。名前でも考えろ。」

 

女「2匹(?)いるから決まりやね。この名前しかないわ!

クララとゲゲゲ!」

 

男「・・・・恋した相手に付ける名前かいな・・・」