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 まるい お月さん

 

 

まるい お月さんを ぼくのうちの六歳の女の子と見た

 

「きれいな お月さんが 出ているね」と ぼく

「お月さんまでは ここから何センチあるの?」と 子ども

「そんなこと 知っているわけがないでしょう!」と ぼく

 

思えば この世界は 不思議なことばかり

夜空に 輝く まるいお月さんも 不思議なものだ

 

きっと まるい お月さんにも いろいろな秘密があるのだ

お月さんも 何かを 教えようとしているのかもしれない

 

たとえば 人生は まるくあるべきなのだとか・・・

『まる』には 調和や平和の意味があるのかもしれない

 

たぶん 人間は 孤独で いつも愛を求める存在だから

まだ『まる』とはいえなく その半分くらいなのだろうなぁ

 

『まる』は ぼくたちの魂の 永遠を 教えてくれていて

『まる』は 完全な 愛や 真善美のことかもしれない

 

『まる』を作ることは 本当に むずかしいものだ

 

お月さんだって めったに 『まる』には なれないのだ

 

お月さんは ぼくたちの 師匠(ししょう)かもしれないね