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  愛や神さまや宗教について    

 

 

四月十九日の午後六時すぎ

カトリック中央協議会によって

新しいローマ法王が選出されたという

 

ぼくたち人間は

神のことや

人生の不思議について

深く考えようとする

宗教を必要とする生き物なのだろう

 

ある本を読むと

西洋人のいう聖書の中の神とは

ぼくたちの有限な世界や命に対する

無限者=超越者としての存在らしい

 

西洋人は この思想で

自分が なぜ存在するかに対して

論理的な答えはある

という意識を持ちつつ育っているという

 

よく昔から日本人は情緒的

西洋人は論理的と指摘されることにも

こんな宗教の影響が・・・

聖書の存在論の影響があるという

 

・・・ぼくも宗教的なことを

つい考える人間である

 

なぜなら人生は

人間の英知を

はるかにこえた

不思議な出来事であるのだから

 

たとえば、こんなときに・・・

夜も深まり

愛しいわが子と添い寝しているとき

百年後には

この子もぼくも

この世には存在しないのだという

とてつもない

無情、無力、虚無を感じるときに・・・

 

こんな、ニヒリズム

(生存は無意味なものという立場)を

救うものは

やはり「愛」しかないのだろう

 

もしもの話ではあるけれど

本当の神さまというもが存在するのなら

本当の宗教というものが存在するのなら

すべてのものを愛するのであろうし・・・

人間の愛の永遠について

人間の魂の永遠について

愛や自由や平等の尊さについて

いつも ぼくたちに

しずかに やさしく 語り続けているのだろう

 

 

【資料】聖書の論理が世界を動かす

                  梶島春平太氏   新潮選書