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    銀杏の舞う季節    てるり

 

 

  振り返っても

 

 君が歩いた足跡など残らない

 

 君の遠くなっていく背中さえも

 

 次々に舞い落ちる葉で消える

 

 僕らがともに歩む日々は終わったのだ

 

 君に別れの言葉はない

 

 あるのは共に過ごした時だけだ

 

 それも今、消える

 

 次々に舞い落ちる葉で消える

 

 ならば、僕の存在さえも

 

 消えていけばいいのに・・・