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      VOICE       てるり

 

 退屈なのは退屈過ぎて暇だと

 忙しいと忙しくて疲れると

 どこかへでかけるのも

 金にならないと

 金になるバイトにさえも

 起きられないからと遅刻をして来る

 話すのさえも億劫だという君

 

 誰かに理解されたいなどと

 思わない若さがある

 僕は君の声が聞きたくて

 もしも言葉が聞けなくても

 なにかが伝わるなら僕は黙るだろう

 

 だが僕にできることは

 君の言葉を信じる事だけだから

 君よ、もっと君の声を聞かせておくれ

 奏でなくてもいい

 美声でなくてもいい

 なにげない

 何でもない言葉でいい

 僕のもとまで響くなら…