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     STOP     てるり

 

 僕がなにも見えないのは

 周りが真っ暗闇だからだ

 いいや、君が目を開いてないからだ

 

 僕がなにも聞こえないのは 

 なんの音も周りにないからだ

 いいや、君が耳をふさいでいるからだ

 

 僕がなにも言わないのは

 なにも言うことがないからだ

 いいや、言わないでいることで

 安全でいようとしているからだ

 

 僕が歩けないのは道がないからだ

 いいや、君がしゃがみ込んでいるからだ

 

 君にさしのべてる手も見えず

 君に語りかけてる声も聞こえず

 おいていくしかない君を

 誰もが見て、去っていく

 

 いつも歩き続けなくていい

 おつも走らなくていい

 止まってもいい

 それでもまた いつの日にか

 目を見開いてくれるなら・・・