トップ ページ にもどる

   

        RELIGION    てるり

 

 神にさえもすがりたくなるような生活の中で

 それは舞い降りる

 誰もが自分の存在に意味を思い

 必要な事だと思いたくて

 神に問いかける

 自分の心を安らかにするために

 それは怖いものだと誰かが言った

 そうだと誰かは答えた

 そうではないと誰かは答えた

 誰かはそれは神ではなく

 神の言葉の解釈を間違えた者が

 我の言葉が正しいと言い

 それを信じた人々だという

 ひとの解釈など人により異なるのに

 なにゆえ正しいといいきれるのか

 なにゆえそうまで信じられるのか

 信じる相手は異なっても

 肌の色が異なっても

 笑い会う友がいる

 自分の目で見つめ

 自ら感じ

 そして友でいることを決めたのだ

 神さえもそれをさえぎれない

 舞い降りたそれは

 消えることはないだろうけれど

 きっと戦いは消えるだろう

 君も僕もこのままずっと笑い会える

 そんな日々を願っている…