詩と散文と音楽の広場 トップ ページ にもどる
走る ランナー
なぜ走るのだろう なぜ毎日走るのだろう 熱い太陽の下を、汗だくになりながら 走った後になにかが待っている みんなの祝福が欲しい 自分を誉めてやりたい 走った後に無心の歓びがある つらかった時間の記憶だけが残る 人より早く走りたい 42.195キロを完走したい 昨日の自分より速く走れるようになりたい 走りつづける意志を持ちつづけたい 走り終わった後のすがすがしさを味わいたい そこに何がある そこになにもない そこにすべてがある 走りたい、走らなければいられない そこに自分がいる
|