本当に怖いもの

    〜弱さを認める事〜    森下かほる

 

 

来ない返事

駄目という事が

なだ決定的にわかっていない故に

残る微かな希望

 

それとは対照的に

時間が過ぎてゆく程

絶望感が心を支配していく

 

中途半端という事の不安

希望が絶たれる事より

ずっと苦しいかも…

 

もしかしたらという想い

そんな微かな希望の方が

本当はずっと残酷かも…

 

希望が絶たれれば

その事について

見切りをつけられる

もっと違う新しい可能性

探せるから

 

中途半端は苦しい

想いが深ければ深い程苦しい

 

それなのに何故

返事を確かめる事が

こんなに怖いのか…

 

それ以外に道は無いと

思い込んでしまって

いるからなのかな

でも本当は

新しく動き出す事への

自分自身の恐れが

それを認める事が

苦しくて怖いのかな

 

何かのせいにしておく事

それが何より

自分にとって楽なのかもね