空の気持ち    森下かほる

 

 

雨が雪に変わる瞬間

雪が雨に変わる瞬間

空は何を思って

どんなメッセージ

雨に・雪に託すのだろう

 

冬の雨は冷たく哀しみに満ちている

それが雪に変わったら人々は

空から落ちてくる白い雪を仰ぎ

ふあっと心が浮き立つような

そんな気持ちになる

晩秋から冬へ季節が一歩動いた印

 

春の雪は降りながら融けて

やがて雨に変わる

別れの季節・旅立ちの季節

切なさと希望とを胸に

雪から変わった雨に包まれながら

出逢いの季節へ踏み出して行く

空の気持ちが動くから

季節は動いていくのかな?

 

この頃の異常気象

空の気持ちが

コロコロ変わるせいなのかな

 

空の不機嫌の原因は

人間が自分勝手過ぎて

呆れて怒っているからなのかな

 

もう少し私たち          

空の気持ち考えてあげないとね